さゆい

「さゆい」が伝えたい日本茶の楽しみ方

「日本茶」にまつわる基本的な疑問と奥深い日本茶の世界を旅の伝道師「文さん」がご案内いたします!

さゆいの自己紹介

  • 日本茶ショップさゆいはどんなショップ?

    • 日本茶の青々として旨味のある濃厚な味わいを、
      味と一緒に文化的体験も通じて楽しんでもらいたい。
      そんな想いをカタチに、楽しい日本茶の旅をご案内する。
      それが、我々が目指すショップ像です。

      日本茶ショップ「さゆい」のご紹介ページをご覧頂きありがとうございます。

      「さゆい」は、日本茶を愛するスタッフが、日本茶の青々として旨味を感じる濃厚な味わいと、その文化的・歴史的楽しさを少しでも多くの人に味わってもらい、知ってもらいたい。
      そんな想いから誕生した、体験型日本茶ショップです。

      まだ多くの人が本物の日本茶に出会っていない。
      日本茶が持つ楽しさ、美味しさ、奥深さ。
      日本茶を知って、己を知る。
      居場所を見つけ、繋がりを感じてほしい。
      それがショップの願いです。

    • 簡単には譲れない。」
      日本茶に正面から向き合い、
      日本茶の魅力と楽しみ方を分解して再構築する。
      日本茶の楽しい旅を提供する旅のイノベーターでありたい。

      日本茶はコーヒーなどによる近年のグローバル化・価値観の多様化の影響を受け、若者が日本茶を知らずに育ち、年々日本茶の生産量は減少傾向にある。しかし、日本茶は世界の中で、コーヒーよりも長い歴史と文化の中で愉しまれ、日本でしか生産できない、世界に誇る日本の嗜好品文化となっている。
      日本茶の名産地である静岡県川根に生産拠点を置く我々だからこそ、日本茶業界の再起をかけ、当社自ら日本茶業界の在り方に疑問を投げかけ、日本茶の魅力を改めて問い直し、分解し、再構築していく。そしてその魅力を少しでも多くのお客様に体験して頂くことを目指す。
      そのような日本茶の楽しい旅を提供する「旅のイノベーター」になること、それが我々「さゆい」の目指す姿です。

  • 日本茶ショップさゆいはどんな会社が運営してるの?

    • 創業1969年、静岡製茶メーカーの
      株式会社山田園が展開する日本茶ブランド。
      静岡県の大井川上流・南アルプスの麓に位置する
      最高峰茶産地である『川根』を拠点に運営。

      当社は1969年、創業者であり当社の茶業の礎を築いた山田玉雄によって創業され、創業当初は本社がある静岡県川根を拠点に、川根茶の生産農家を営んできました。
      その後1984年に法人化し、現在では仕上げ茶の製茶を行うメーカーとして全国へ日本茶の販売を行っております。その間、日本茶の品質を評価する品評会では通算9度の『静岡県知事賞』を受賞し、仕上げ技術協議会では『最高金賞』を受賞し、当社の茶師で品質管理責任者の鈴木宏昌茶師は名実ともに茶師業界では国内有数の評価を得ております。

日本茶とは?

  • 日本茶って何を指してるの?

    • お茶の歴史

      世界でのお茶の歴史はコーヒーよりも古く、お茶が歴史の中で初めて登場したのが、紀元前約2700年前の中国。「神農(しんのう、農業・漢方の祖)」という神話の中でお茶について伝えられています。

      日本には平安初期に遣唐使によって伝わり、鎌倉時代になって、日本の臨済宗(禅宗の一派)の開祖である栄西(ようさい/えいさい、1141-1215)によって茶の種子が持ち込まれて、日本での茶の栽培が始まりました。

      その後お茶は中国を中心に世界各地に広がり様々な製法が生まれます
      中国では半発酵茶の、「烏龍茶」が主流のように感じられますが、実は「炒る」ことで発酵を止めた「緑茶」が生産量の約60%を占めており、その生産量は現在でも世界No.1の生産量を誇っています。
      また、イギリスではアールグレイなどで有名な茶葉の収穫後に茶葉を完全発酵させた「紅茶」の生産が盛んに行われています。

    • 実は日本茶・烏龍茶・紅茶は、
      品種は違えど、同じ「チャノキ」と呼ばれる植物から
      作られているんです。
      不発酵茶(緑茶)
      • 主に味わいを愉しむお茶
      • テアニンが豊富(出汁のような旨み)
      • 青々とした渋みのカテキンが多い
        (エピガロカテキンガレート: EGCG)
      発酵茶
      • 主に香りを愉しむお茶
      • 緑茶に含まれるカテキンが発酵により化学変化
      • 特有のお花のような香り
    • 日本茶とは、チャノキから穫れた原料を使用し、
      日本国内で生産されたお茶の総称です。

      現在の日本では、収穫した茶葉を「蒸す」ことで、茶葉の発酵を止めた「蒸し製法の緑茶」を中心に生産を行っております。
      この製法は1738年に現在の「株式会社永谷園ホールディングス」の創始者である「永谷宗円」によって日本で開発されました。

      世界のお茶の中で、日本茶が日本特有なものであるその所以は、「蒸し製法の緑茶」で飲まれる、その製法にあります。
      そしてこの製法だからこそ、生かせる味わいが、濃厚な旨み(テアニン)と青々とした渋み(発酵前のカテキン)、そしてキレのある苦味(カフェイン)です。これらはお茶の特徴的な成分であり、日本茶の「蒸し製法の緑茶」は烏龍茶や紅茶よりもそのお茶の特徴を最大限生かした製法で作られているのです。

  • 日本茶の魅力とは?

    • 難しいことなんてない!
      日本茶の大きな魅力の1つは、意外にもその「実用性」。

      日本茶の魅力を伝えてほしいと言われると、急に文章の書くスピードが上がってくる。
      日本茶が好きで毎日飲んでいるような、私みたいな日本茶好きからすれば日本茶の魅力として話したくなるのは、味わいや文化、歴史など、いかにも日本茶好きが話しそうな少しお高くとまった内容。
      できればここでそれをあなたに伝えたいと、うずうずしている。だけど、もしここでそんな話をしようものなら、おそらくこの文章を読んでいるあなたは、書き始めた最初の一文で読むのを止めてしまう。それは困る。
      日本茶好きとは公言できないような、そもそも茶葉から日本茶を自分で淹れて飲んだことも無いような人にとっても、興味を持ってもらえる話題を書きたい。
      そして、それを書くならば、その話題は、日本茶が持つ実用的な含有成分についてだと私は思う。

    • 4,000年以上も人類が飲んできた
      お茶の歴史に神秘を感じる。

      お茶は一番古い歴史をたどれば、中国で紀元前2700年から飲まれており、日本にお茶が入ってきたのが、平安初期(815年)頃とされている。
      つまりは日本国内であったとしても、1200年以上の間、日本茶は飲まれている。

      当時から日本茶は薬用や健康のために飲まれており、「朝に飲むお茶は災難よけになる」とされ、「朝茶は七里帰っても飲め」という、ことわざが残されている。それは、現代のような科学が無い時代の中で、当時の人々が日本茶の飲用習慣の中から、日本茶の持つ成分特性を経験から導き出した洞察の優れたことわざでないかと思う。さゆいの本部があり、多くのさゆいに関わるスタッフが住んでいる静岡県藤枝市では、このことわざが今でも、地元住民の日常の価値観として浸透している。
      お茶が飲まれ始めた当時の人々は、当然ながら「カフェイン」や「テアニン」「カテキン」などの成分の名前すら知るはずもなく、カフェインについては19世紀頃に発見され、テアニンとカテキンについては20世紀になってようやく発見されたのもの。
      だけど、当時の人々は日本茶の持つ成分によって、毎日の生活が快活になったり、リラックスできたりと、その実用的な健康作用を感じ取り、日々の習慣としてお茶を飲むようになったのです。

    • その実用的な健康成分は、現代になって解明され、
      他の嗜好品が持つ実用性を凌駕する。

      それら健康成分は現代になり研究が進み、多くの方がご存じのように、カフェインには覚醒作用があり、さらにテアニンには落ち着きを促す作用があり、実は、カフェインとテアニンを同時に摂取すると、過剰な覚醒を防ぎ、安定した覚醒を長く保つことが可能であることが発見されている。
      また、現在では非常に人気のある飲み物として、カテキンをふんだんに使用したペットボトルの健康茶なども広まっており、平安時代から日本で飲まれていた日本茶が、これほどまでの健康に対して実用的な飲み物であったことに驚くばかり。
      そして、日本茶特有の成分である「テアニン」「カテキン」は、「蒸し製法の緑茶」だからこそ得られる成分であり、他の飲料には無い、日本茶特有の魅力を生み出している。

日本茶ができるまで

  • 日本茶の原料は?

    • 日本茶の原料は「チャノキ」と呼ばれる
      ツバキ科の木から生えてくる芽を収穫したもの。

      日本国内で日本茶の飲用として栽培するに適した地域は、商用としては秋田県を北限となっており、様々な気象条件が揃うことが商用栽培としては必要になる。世界全体の中でもそのような地域は一部地域に限られている。
      その中で「さゆい」が位置する静岡県は日本国内の中でも適正地域の面積が広い地域として、日本茶の生産量が圧倒的に一番多い。
      また、日本茶で使用されるチャノキの品種は「中国種」と呼ばれる品種のチャノキが使用されており、イギリスや中国で生産が活発な紅茶や烏龍茶については、「アッサム種」と呼ばれる品種の木が使用される。
      それらの違いは、緑茶・紅茶・烏龍茶の特徴が最大限発揮される特徴を有しており、日本茶の特徴である「テアニン(出汁のような旨味)」と「カテキン(特にエピガロカテキンガレート(EGCG))」が最も多くかつ良質な茶葉が収穫できるのが、中国種の特徴。逆にアッサム種はカテキンが発酵して化学変化することで烏龍茶や紅茶が持つお花のような香り生まれる。
      それら成分が生成され易いように、カテキンが豊富な品種である、「アッサム種」が紅茶や烏龍茶の生産においては採用されているのです。

  • 日本茶ってどうやって作ってるの?

    • 蒸し乾燥選別火入れブレンド(合組)の5工程が基本!

      簡単に表すと5つの工程に分けられる。
      最初の工程である「蒸し」は各工程の中でも特に重要な工程で、蒸しの時間によって、「浅蒸し」「中蒸し」「深蒸し」などの分類がされており、一般的には品質の高い日本茶ほど茶葉自体の品質が高く、その良さを生かすために「浅蒸し」が採用されることが多くなる。
      現在では一般的に「深蒸し煎茶」というものがブランド化されているが、実は深蒸し茶は品質が高くないお茶であっても簡単に手軽に日本茶を飲むことが可能であることが特徴的な茶葉。
      さゆいでは「深蒸し茶」の販売はせずに、全て「中蒸し」または「浅蒸し」加工で行っており、日本茶が持つ特徴的な成分を生かした味わいの良さを表現することに専念している。

日本茶の楽しみ方!!

  • 日本茶って難しい!どうやって選べばいいの?

    • 日本茶をどうやって選んでいいのか分からない!
      というお声にお応えして作成したのが、
      さゆい独自の「成分量評価」機能。
      好きな味わいの商品を探すことが可能です。

      日本茶の味わいには、カテキン(渋み)・テアニン(旨み)・カフェイン(苦味)の大きく3つの成分が関係しており、その成分の量(コク)とバランスなどによって味わいに変化が生まれてきます。

      当社の成分量評価は業務用成分検査機(GTN-9)を使用し、日本茶の味わいに影響の大きい主要成分である「カテキン」「テアニン」「カフェイン」の茶葉に含まれる成分量を25種の茶葉で計測し、かつ一部検体では研究機関に依頼し、抽出液の成分含有量を計測しました。
      それら計測を基にさゆい独自の成分量評価を算出しており、研究機関の協力のもと、その検証を行っています。

    • 味わい以外にも、
      カフェイン量や健康面、ラベルを見てパケ買いも!

      また、これら3成分は健康を目的とする商品選びにも活用することが可能となっており、カフェインの量の程度などによって商品の選択が可能となっています。
      (実は日本茶はカフェイン量がコーヒーよりも多い茶葉があるんです!)

      その他にも各商品別に詳細な商品分類も掲載をしているので、日本茶マニアの方はその内容を見て選んで頂くことも楽しんで頂けます。
      さゆいの商品ラベルはこだわりのあるおもしろいラベルも多いので、パケ買いする方がいたら嬉しいです!笑

  • 急須も持ってないから淹れ方わからない!どうやって飲めばいいの?

    • 一番のオススメは急須だけど、
      無い場合はさゆいの茶葉専用ドリップバッグがオススメ!

      さゆいの商品販売ページには、個別の茶葉毎にオススメの淹れ方を掲載しています。その方法で急須、または「さゆいのドリップバッグ」を使用して淹れてみてください。
      茶葉によって温度と時間が異なりますが、手間をかけずに手軽に楽しみたい方は基本的には90℃のお湯(※沸騰させたお湯)で60秒蒸らした方法で抽出すると、簡単に日常的に楽しめます。
      茶葉の良さをさらに楽しみたい方は商品販売ページに掲載の抽出方法がオススメです。
      ※沸騰させたお湯は一般的には100℃と言われておりますが、実際の抽出の際にお湯を注ぐと90℃程度まで下がるとされております。

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