みんな大好き「ほうじ茶」 自宅やキャンプで簡単に作れる「ほうじ茶」の焙煎方法もご紹介!
日本茶の豆知識

みんな大好き「ほうじ茶」 自宅やキャンプで簡単に作れる「ほうじ茶」の焙煎方法もご紹介!

2025/01/07

どうも、さゆいの日本茶伝道師、文さんです。

 

今回は、大人から子どもまで、男性・女性に関係なく皆さんに好まれている「ほうじ茶」について、基本的な情報から、お家でほうじ茶を焙煎する方法まで、楽しみ方の極意をお伝えできればと思います。

 

ほうじ茶が煎茶と同じ茶葉から作られていることも、若い方にはあまり知られていないのではないかと思います。そんなほうじ茶の世界をより深く理解して、その楽しみ方を皆さんに共有できればと思います。

 

 

 

ほうじ茶の基本情報

 

まずは、ほうじ茶を楽しむ上で、基本的な情報をおさらいしておきましょう!

 

そもそも、ほうじ茶って何からできてるの? どうやって作られてるの?

 

そもそも若い人の中には、ほうじ茶が煎茶と同じ原料でできていることを、知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

麦茶や黒豆茶、ハーブティーなどと同様に「ほうじ茶」が煎茶の原料とは異なり、「ほうじ茶独自」の原料から作られていると、認識している方も一定数いるかと思います。

 

ほうじ茶は漢字で「焙じ茶」と書くように、煎茶を「焙煎」することによって作られているんです。

 

一般的には、ほうじ茶に使用される茶葉は、煎茶用には使用されない、一種の「訳あり品」を使用し、焙煎することによって、煎茶としては味わいの強くないお茶であっても、焙じることによる焙煎の香りで、「香ばしい」香りをお手頃な値段で楽しめる、美味しいお茶に仕上げることが可能となります。

 

さゆいのほうじ茶「ほーじ」の場合は、一般的に出回るほうじ茶の中でも、トップクラスに品質の高いほうじ茶を採用しております。

 

ほうじ茶の甘みある香ばしい香りを楽しむために、使用する茶葉はお茶の「葉」の部分を最小限に抑え、「茎」の部分だけを可能な限り使用することで、焙煎した際に生まれるカテキンの強い渋みを抑え、テアニンの「旨み」が感じられる、日本茶らしさのある旨みの強い「ほうじ茶」を目指しています。

 

 

おうちでできる、ほうじ茶の作り方

 

 

煎茶を焙煎することで作られる「ほうじ茶」。

実は、道具さえ揃えば意外と簡単におうちでも焙煎したての「ほうじ茶」を作ることができるんです!

 

 

用意するもの

 

 

 

1、茶葉

 

  茶葉は可能であれば、茎茶がオススメ。茎茶の中でも、さゆいの「阿吽の覚醒」と同様に「かぶせ茶」や「玉露」の茎茶を用意できると尚良し。(旨みが濃いほうじ茶ができます。)

 

2、焙烙(ほうろく)

 

  用意するのが一番難しいのが焙烙ではないでしょうか。私のオススメは写真に載っている、Amazonでも販売している常滑焼を使用した「ヤマキイカイ」さんの焙烙です。

  焙じ茶好きは是非とも購入頂きたい一品です。使い勝手・値段・品質の全てが良く、焙烙は陶器が一番であることを納得させられます。

  さゆいでは販売していませんが、いつかさゆいのオリジナル焙烙も作れたらいいなと思います。

 

 

3、コンロ

 

  一般的な家庭用のガスコンロをご用意ください。写真は私の家にあるベテランコンロ。

 

 

4、スケール

 

  スケールがあると、茶葉やお湯の分量を測れるので、作る際に毎回同じ味を再現しやすいです。ちなみに私はこのコンパクトスケールを使用してます。

 

 

5、急須

  急須はお好きなものをお使いください。さゆいのドリップパックも便利です。

 

作り方

 

道具さえ用意できれば、あとはすごく簡単です!

 

1、焙烙に用意した茶葉を入れる(私はいつも10g 程度)

2、コンロの火を弱火に調節

3、10分程度、焙烙を揺らしながら火にかける

4、茶葉の色が写真のようになったら完成!

5、あとは急須に完成した焙じ茶の茶葉を入れて、10g の茶葉に対して300mgの熱湯を注いで1分待つだけ!

 

たったこれだけで、焙煎したてのほうじ茶がおうちでも楽しめます!

お家で作るほうじ茶は、焙煎している間に上がってくる、街のお茶屋さんから香ってくる焙じ茶の香りが、お家の中を充満し、その香りだけでも十分にリラックスした気持ちになれます。

飲んでみても、焙煎したてだから感じられる、焼き立てのパンのような香ばしさが感じられて、スイーツとの相性も抜群です。

日本茶好きの方には一度は体験して頂きたい、最高な時間です。

 

改めて知っておきたい、ほうじ茶の含有成分について

 

ほうじ茶と言うと、カフェインがあまり入っていないという情報も耳にしますが、さゆいの独自調査や、他の研究機関の調査発表によると、

焙じ茶のカフェインは通常の煎茶よりは少ない場合が多いが、カフェインは十分に入っているとされています。

最近の健康志向により、デカフェ・カフェインレスのドリンクが人気となっていますが、ほうじ茶はあくまでカフェインが入った飲み物ですので、目的に合った飲み方をして頂ければと思います。

 

日本茶に含まれるカフェインについてはこちらの記事でも詳細な情報を記載しているので、チェックしてみてください。👇

意外と知られていない日本茶のカフェイン量!緑茶・煎茶はどれくらいあるの?

 

ほうじ茶と食べ物のペアリング

 

ほうじ茶の特徴と言えば、その香ばしい「香り」です。

ほうじ茶は日本茶の中でも香り高いお茶で、通常、日本茶と合わせる食べ物は味わいの強すぎない和菓子・和食が中心ですが、ほうじ茶の場合は濃い味の洋菓子・洋食であっても負けない味わいが特徴です。

 

コーヒーは「コーヒーの木」の果実から作られる飲み物のため、コーヒーの酸味と同様に、酸味のある果実の入った、スイーツ(ストロベリーチョコなど)や、コーヒーの油分と相性の良い、バターをたっぷり使用した油分の多いスイーツが、ペアリングの相性としては抜群です。

 

それとは対照的に、ほうじ茶の場合は油分の強すぎない、アイスクリームやプリンなどと合わせると、単調な味わいになりやすいスイーツに、ほうじ茶ソースをかけたような感覚が、口に広がります。

 

アイス好きの私としては、たまにの贅沢にハーゲンダッツのバニラ味と合わせる、焙煎したての「ほうじ茶」が、最高の組み合わせです。

 

是非、ほうじ茶の世界を楽しんでください!

 

いかがでしたでしょうか?

ほうじ茶は味わいだけでなく、茶葉から香る、「香り」も一つの大きな魅力です。

是非、皆さんもおうちで焙じ茶を作ったり、飲みながら、ほうじ茶の世界を楽しんでください!

お家で焙煎するのは大変だよ!と言う方は、是非さゆいの「ほーじ」を飲んでみてください。これまでに飲んできた、ほうじ茶とは一線を画する味わいを楽しめるかと思います。

 

また次回でお会いしましょう!さよなら!

 

P.S

今回は、ほうじ茶の話だけだったので、ほーじのマスコットキャラクター「ほーじー」も喜んでくれています!

この記事を書いた人

文さん(ぶんさん)

文さん(ぶんさん)

旅の伝道師
凝り性で好きな事に対して熱中する性格。日本茶が持つ魅力に惹かれ、
日本茶の味、文化、歴史などの魅力を広めることを仕事としている。

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