江戸時代から続く遠州の喧嘩まつり「遠州森のまつり」
目次
遠州森の祭りと森町の魅力
はじめまして!さゆいでパッケージなどのデザインを担当している、「寺さん」です。
最近は家に帰るともっぱらYouTubeばかり見ちゃいます。用事を済ませた後の寝るだけのベッドタイムは、YouTubeやTikTokばかり見てしまって、ダメだとわかっててもなかなかやめられません。
そんなインドア派の私でしたが、最近は静岡県内に出かけることが多くなってきたので、ちょっとでも静岡の魅力を皆さんにお伝えできればと思い、記事にしました。
そして今回伺ったのが、先日11月1日(金)〜3日(日・祝)に行われた、静岡県森町の通称「喧嘩祭り」と呼ばれる、「遠州森の祭り」です。
新たな静岡の魅力をテーマに、静岡県森町の「遠州森の祭り」をレポートしてまとめましたので、是非読んで頂けると嬉しいです!
静岡県森町が小京都と呼ばれる理由
森町は静岡県西部の山間部にある町で、森町の南部には浜松市、掛川市、磐田市などが隣接しており、遠州地域に属しております。
遠州地域は遠州を繁栄に導くことになった、南北に貫く「天竜川」の豊かな土地に恵まれ、その流域を中心に古くから交通や商業の要所として発展してきました。
その天竜川に繋がる川として、森町に流れるのが太田川であり、この太田川流域の中心都市として整備されたのが森町でした。
そのため、当時交通・物流の中心的役割を担った舟運のおかげもあり、太田川に行き交う京都の人々の文化を吸収したことで、山間部を中心に遠江国一宮 小國神社など、多くの由緒ある神社・寺院が建てられたのです。
その太田川を中心に、風情ある古き良き街並みが、宇治川・鴨川などの川を中心に広がる京都の街並みのように、「小さな京都」を彷彿させたことで、
「遠州の小京都」と呼ばれる由縁となったとされています。
歴史と活気を楽しむ
少し話は長くなりましたが話を戻して「遠州森の祭り」のご紹介です。
その由緒ある神社・寺院が多い森町では、同時に歴史と活気のある「祭り」が残されています。
その祭りが、今回ご紹介する「遠州森の祭り」です。「遠州森の祭り」の見どころは、なんと言っても森町14地区が競うように練り回ることで「喧嘩祭り」の異名を持つほどの、迫力抜群な屋台の引き回しです。
祭り会場に近づくと、予想以上に大きな屋台が目に飛び込んできました。
近くで見ると、木の彫り込みや装飾が細かく施されており、その丁寧な作りに感心させられます。
さらに屋台の先頭では、お囃子を奏でる人や力強く屋台を引っ張る人たちの姿があり、若い人も意外にも多く、参加していて活気が感じられました。
そんな「遠州森の祭り」は、歴史の重みと地域の活気が融合した、まさに森町ならではの伝統行事です。
威勢のいい掛け声とともに動く屋台、熱気に包まれた町の雰囲気は、一度訪れたら忘れられない感動的な体験となりました。
森町でのんびり時間を楽しむ
森町は、祭りの時だけじゃなく、普段の散策にもぴったりの町です。
先ほどもお話ししたように森町には由緒ある神社・寺院が多く、「さゆい」の秋に掲載するサイトのメインイラストも、森町にある「大洞院」をモデルにしています。
大洞院は秋のメインイラストを制作する際に静岡県内で紅葉の綺麗なスポットを探していた中で、見つけた場所でした。
都会にある華美な装飾とは対照的に、色合いは地味ですが、その素朴な美しさが気に入ってるポイントです。
私個人の経験として、果物や静物のように、形がはっきりとした対象を描くことが多かったのですが、今回は風景画に挑戦しました。風景は全体を捉える必要があり、構図を考えるのに時間がかかりましたが、納得のいく仕上がりになったと思います。
また、さゆい商品ラベルは線は描かず面だけで表現していますが、今回は線画も入れてみました。それにより全体が締まってなかなか良い感じに仕上がったのではないかなと思います。
良かったら秋のTOP絵をじっくり眺めてみてくださいね!🍂(秋限定表示です)
ほっと一息、また次回の旅先で
そんな大洞院で、今回の訪問では腰の掛けられるスペースを見つけて、私のお気に入りの茶葉「さゆい」を淹れて飲みました。コーヒーなどには無い奥深い素朴な味わいが、大洞院の主張の強すぎない景色と相まって、ほっと気持ちが落ち着いて、心が洗われた気分になりました。
是非皆さんも少し遠出したり地元であったりで、風情ある景色を見ながら日本茶を飲んで日々の疲れを癒してみてください。
もちろん森町に行った際には「大洞院」にも寄って頂けると嬉しいです。
また静岡県内の行ってよかった小旅行があったら、是非皆さんにご紹介できればと思います。
ではまた次回お会いしましょう!それでわ〜